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パーフェクト宅建の評価top

『パーフェクト宅建』は、独学向けのテキスト(基本書)なのか !?

『らくらく宅建塾』ほどではありませんが、独学向けの基本書として一定の評価を得ているテキストが、住宅新報社から出版されている『パーフェクト宅建』です。

『パーフェクト宅建』も『らくらく宅建塾』同様、宅建士対策向けにシリーズ化されており、同シリーズの問題集を併用することで知識の定着を図っています。

宅建士は市販テキストや問題集を使った独学スタイルの受験生も多いことから、『パーフェクト宅建』が本当に評判どおりの質の高い内容なのかを考察してみたいと思います。

※ 本書に対する評価は個人的意見も含まれているので、あくまで参考程度にお受けとめ下さい。
試験対策に適した基本書か !?
パーフェクト宅建』は、基本的に宅建士の試験範囲をほぼすべてカバーしたテキストであるとみてよさそうです。

そのため、過去の試験データを分析し、本試験においてはあまり重要ではないと思われる事項については極力触れず、試験に合格することだけを目的とした他のテキストに比べると内容は濃いように感じられます。

近年における本試験の出題傾向を踏まえると、多くの受験者が見過ごしがちな細かな知識であったり、過去に出題実績のない条文や判例に関する問題も出はじめていることから、『パーフェクト宅建』のような試験範囲をほぼすべて網羅しているテキストは基本書として申し分なく、本書をベースに問題集を解いていけば、合格点に達するだけの実力は十分身に付くでしょう。

しかし、その利点は裏を返せば、どの論点をどれだけ深く重点的に勉強すればよいのか自分では判断がつかないといった問題点が出てくることもあります。

また、学習すべき範囲が増えた分、勉強時間も増加するため、短期合格を目指していたり、学習時間が限られているような人にとっては、しっかりと計画立てて知識の習得を図っていかないと、中途半端な知識で本試験を迎えてしまった…なんてことにもなり兼ねないので注意が必要です。
編集 出版:住宅新報社
3,024円 / 720頁

宅建士:合格ラインの推移グラフ
初学者にも理解しやすい内容か !?
宅建士は法律系国家資格なので、法律の勉強は今回が初めてという初学者にとっては、民法などの知識が問われる権利関係は、特に理解しがたい難しい分野ではないかと思われます。

その点を踏まえた上で『らくらく宅建塾』と比べると、『パーフェクト宅建』に書かれている説明・解説文は、やや難解な言い回しで表現していると感じられ、法律初学者には理解しづらいと思われる箇所がいくつも見られます。

また、『らくらく宅建塾』よりもページに対する文章密度が濃く字数が多いため、興味本位で始めた初学者や、仕事上、必要に迫られ仕方なく勉強しているような受験者の中には、途中で投げ出してしまう方もいるのではないかと感じられる(イラストなども少なく、お世辞にも読みやすいとは言えない…)ことから、個人的には『パーフェクト宅建』が、ズブの法律の勉強初学者向けに作成した基本書であるとは思えません。

しかし、表現方法は別として、基本書としては優れているので、ある程度、法知識のある受験者や不動産業界に勤めているような社会人受験者なら、『らくらく宅建塾』よりも、本書を利用した方が深い知識が身につけられるのではないかと感じられます(つまり、辞書的に使うといいかも…)。





『パーフェクト宅建』シリーズを使った勉強法

宅建士は一昔前に比べ難しくなったといった声も聞こえてきますが、基本的には従来と変わらず、過去問をベースに知識の定着を図ることで合格することが可能な試験です。

これは『パーフェクト宅建』シリーズを使った勉強法にも当てはまるため、まず基本書を通読し、一通りの知識をインプットした後、問題集(分野別→過去問が基本)を使って実際に問題を解きながら、知識の再確認と本試験で狙われやすい重要論点の把握をしていくことが大切になってきます。

また、市販のテキストや問題集を使いながら試験対策を行っている独学者は、「本当にこれで合格できるのだろうか…」といった不安に駆られ、問題集を買いあさっては、あれこれ手を付けがちですが、宅建は基本的に受験者を落とすための試験ではありません。

そのため、特に下記に示した事項等を意識しながら学習し、知識の定着化を図ることが重要です。

なお、やっぱり独学ではちょっと不安かも…と専門講座の利用も視野に入れているという方は、まず最初に各講座のカリキュラムや教材内容等をじっくりチェックするため、案内資料(パンフレット)の請求をおススメします。

最近の案内資料はよくできており、単なる講座内容の説明だけにとどまらず、近年の出題傾向や学習ポイントといった試験対策に役立つ情報がコンパクトにまとまっているものも少なくありません。

これらの情報はすべての受験者に役立つ内容なので、独学を考えている方も、関心があれば、一度、資料請求してみるのもよいかもしれません。
パーフェクト宅建シリーズ
(過去問題)

宅建士試験対策のコツ
チェック出題された問題すべての選択肢を理解する!

矢印出題されたすべての選択肢において、どこが正しい(誤っている)のかを理解する

チェック1問あたり2分で解くことを意識する!

矢印マークシート方式の試験で時間切れによる未解答はNG!そのため、試験範囲を一通りマスターしたら、時間配分を意識しながら問題を解く練習に努める

チェックこなすべき過去問題集や予想問題集の冊数は限定する!

矢印1度解いたら次の問題集へと手当たり次第に手を広げるのではなく、ある程度、期間を置いたら同じ問題集を解くことで正確な知識の定着を図る




資格の大原 宅建主任者講座