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CFP試験の難易度と合格率top

試験問題&出題傾向からみたCFP試験の難易度

CFP試験の難易度が高いとされる理由
CFPの資格を得るためのCFP試験(CFP資格審査試験)の受検課目は6課目にもおよび、学習すべき試験範囲は非常に広いものがあります。

そのため、全6課目を一発合格してしまう受検者は少ないのが現状のようです。

しかし、CFP試験は税理士試験のように課目別合格(有効期限なし)が認められているので、社会人受検者にとっては、比較的、勉強しやすい試験制度になっています。

一般的に、CFP試験は「独学では厳しい…」とよく言われますが、これは試験問題の難易度が高すぎて、とても太刀打ちできない!というよりも、市販のCFP試験対策用のテキストや問題集の数が圧倒的に少ないという現状が、独学受検者には厳しい試験であると映っているようです。
本試験問題からみたCFP試験の難易度
CFPはAFPの上級資格として位置付けられているだけあって、確かに問題自体の難易度は高めです。

特に、ここ数年は問題自体が難化(金融資産運用設計などは、従来に比べると、かなり難易度が上がったように感じられます)傾向にあり、これまでのような過去問を中心とした勉強法では対応できない問題も増えているので、市販の教材が乏しい試験であることを踏まえると、独学では非常に厳しいものがあると感じられるのは確かです。

また、CFP試験の合格率推移状況を見てみると、合格率はほぼ安定した推移を見せていること、合格基準が非公開であることなどを考慮すると、CFP試験というものが相対評価試験としての性質を持ち合わせている感があり、その評価制度が試験の難易度を上げていると感じられる方もいることでしょう。

※「受験者の上位●●%を合格者とする」といったように、成績上位者から順に合格させる試験制度のこと。そのため相対評価試験においては受験者同士での競争試験となりやすい。



課目名 問題数 試験時間 出題形式
1日目 金融資産運用設計 50問 各課目
120分
マークシート方式
(四肢択一)
不動産運用設計 50問
ライフプランニング・リタイアメントプランニング 50問
2日目 リスクと保険 50問
タックスプランニング 50問
相続・事業承継設計 50問
矢印
マークシート方式とはいえ、計算上、1問当たりにかけられる時間は2分24秒。もちろん、各問題のボリュームや難易度によって持ち時間は変わってくるが、見直し時間などを考慮すると1問2分程度で解くのが理想的であり、あまりもたついてもいられない…


コレだけは押える!CFP試験の合格率推移状況

ここ最近のCFP資格審査試験の合格率は、下記に示す表の通りです。

特に全6課目一括合格者の合格率は極めて低く、1桁台という厳しい状況にあることが伺えます。
課目 H28年度 第1回 H28年度 第2回
受験者 合格者 合格率 受験者 合格者 合格率
金融資産運用設計 1,799 609 33.9% 1,720 577 33.5%
不動産運用設計 1,554 565 36.4% 1,570 540 34.4%
ライフプランニング・リタイアメントプランニング 1,672 639 38.2% 1,690 616 36.4%
リスクと保険 1,844 693 37.6% 1,834 704 38.4%
タックスプランニング 1,595 646 40.5% 1,633 598 36.6%
相続・事業承継設計 1,749 666 38.1% 1,671 644 38.5%
全課目(6課目)一括 194 10 5.2% 155 9 5.8%
cfp試験合格率の推移グラフ
また、先にも説明したとおり、CFP試験に関しては合格基準が非公開であり、競争試験的な性質を持ち合わせている節があるので、よほど自信があるような受検者でないならば、はじめから数回に分けた試験プランを立て、中長期的な計画で合格を狙った方が賢明かもしれません。

そこで、CFP試験対策に力を入れている大手スクール(資料請求自体は無料)の専門講座を1つ紹介しておきましょう。

専門スクールでは「いったいどのようなカリキュラムや教材に則って試験対策を行っているのか?」を把握することは、独学者にとっても重要な意味をもち、また、試験対策のヒント(大手資格スクールが配布している案内資料の中には、近年の出題傾向等の試験ガイドが詳しく掲載されているものもあります。)や、あるいは「独学よりも、この講座の方が自分の学習スタイルに合っているかも…」と、気付かされることもあるかもしれません。
CFP講座の特徴
資格の大原 公認会計士講座
CFP資格審査試験対策向けの講座を開講している大手受験指導校のひとつ。CFP受検の定番である日本FP協会発行の問題集と大原の専任講師が作成する〝オリジナルレジュメ〟を併用しながら近年の出題傾向を踏まえつつ、知識の習得を図っていくので、独学とは異なり、学習上、受検者が迷うことは少ない(ただし、日本FP協会発行の問題集は受講料に含まれていないのが難点)。最小限の努力で短期合格を目指すことをモットーとするスクールなので、あまり学習時間をかけたくないという受検者は、検討してみる価値があるだろう。また、大原では受講課目数や選択が自由に設定できるコースが用意されているため、試しに1課目だけ受けてみるというのもよいかもしれない。後は受講者の好みの問題となってくるので、一度、案内資料を取り寄せるなどして、使用教材やカリキュラム、サポート体制等をしっかりチェックしてみることをおススメする。