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矢印公認会計士試験対策テキスト・参考書【監査論】

矢印公認会計士試験対策テキスト・参考書【企業法】
公認会計士試験における〝監査論〟は、比較的ボリュームの少ない試験科目です。

基本テキストで監査基準を中心とした幅広い基礎知識を習得することが最重要課題ですが、近年の出題傾向をみる限り、暗記に徹することなく応用問題にも対処できるよう理解力を養うことが合否の鍵を握ってきます。

※注意:下記で紹介する教材(テキスト・参考書)が公認会計士試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。学習上、使いやすいと思われる教材は受験者によって異なってくるため、あくまで参考程度にお受け止め下さい。

公認会計士対策テキスト:監査論

監査とは何か?どのようなルールに則って行われるのか?…など、監査の基礎すらほとんど身に付いていないビギナー向けのテキストが『監査論テキスト』である。

本書は初学者が入り込みやすいよう、随所にイラストを挿入するなどの工夫が施されており、監査の全体像を把握する入門書としては、比較的、理解しやすい内容となっている。

ただし、あくまで監査論の入門書的なテキストなので、公認会計士試験対策の教材としては物足りず、また、既に監査論を学習し得意科目としている受験者ならば、あえて購入する必要はないと思われる。

なお、監査論の定番テキストとして山浦氏の『会計監査論』もあるが、こちらは監査論を学ぶ際の教科書としては良質であるが、公認会計士試験対策向きかどうかと問われたならば、判断が分かれる(効率よくポイントを絞った学習を行いたい受験者にとっては不向きかもしれない…)ところである。
テキスト名 監査論テキスト
著者 / 編者 山浦久司
出版社 中央経済グループパブ
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆

公認会計士試験対策を前提とした市販テキストは数少なく、本書が試験対策に有効かどうかは正直不明…

スタンダードテキストと銘打ち、平易な解説をウリとしているようだが、それを鵜呑みにして初学者が読み進めても理解できないような感じも見受けられる。

そのため、本書は一通り監査の基礎知識が身に付いている中級者以上向けのテキストといってよいかもしれない。

ちなみに、同氏著による『まなびの入門監査論』が新たに出版されているので、入門者はこちらの方が読みやすいかもしれない。

しかし、質的にはスタンダードテキストの方が上に感じられるので、購入する前にまずは書店等で手に取って内容をチェックしてみてほしい。
テキスト名 スタンダードテキスト監査論
著者 / 編者 盛田良久、蟹江章
出版社 中央経済社
おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆





資格の大原公認会計士講座



公認会計士試験における企業法は、監査論に比べるとボリュームのある試験科目となっています。

また、商法・会社法を苦手とする受験生は多く、いかに専門用語で綴られた条文を理解し、得点に結びつけるかがポイントになってくるので、試験対策で使用するテキスト(参考書)は特に慎重に検討し選ぶ必要があります。

※注意:下記で紹介する教材(テキスト・参考書)が公認会計士試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。学習上、使いやすいと思われる教材は受験者によって異なってくるため、あくまで参考程度にお受け止め下さい。

公認会計士対策テキスト:企業法

会社法を学ぶ際のテキストとして一定の評価を得ている基本書が『リーガルマインド会社法』である。

図表が随所に挿入されていること、丁寧な解説・説明文であること、かつ、全体的な構成が試験対策向けの強い内容であることから、会社法のテキスト・参考書としては使いやすい教材と思われる。(もちろん、個人差はあるが…)

また、改訂時期を受験者の学習スタートに合わせている点も受験生の立場からすると評価できる(本書の購入を考えている方は、必ず新版を購入すること!)。
テキスト名 リーガルマインド会社法
著者 / 編者 弥永真生
出版社 有斐閣
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆

条文の読みにくさが企業法のネックであるが、公認会計士試験における近年の出題傾向を考慮すると、暗記重視の勉強法は危険なので理解重視を心がけたい。

その点、本書は図表などを取り入れつつ、他の法律との比較や、理由付けを示して読み手の理解力を重視した作りとなっている点は評価でき、試験対策向きのテキスト・参考書と言えるかも知れない。

ただし、本書はすっきりとコンパクトにまとめあげた分、情報量が少なく、触れていない試験範囲(特別法など)も数多くみられるので、他の補強テキストで関連分野を学習する必要があるだろう。
テキスト名 リーガルマインド商法総則・商行為法
著者 / 編者 弥永真生
出版社 有斐閣
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆

公認会計士は専門講座を利用すべき国家試験 !?
公認会計士試験は非常に広範な試験範囲から、いかに本試験で狙われやすい論点を分析し効率よく勉強するか?といった受験テクニックが税理士試験以上に強いられ、この点が公認会計士試験対策の難しさを物語っています。

結論から言ってしまうと、公認会計士試験は独学よりも専門の受験指導校を利用しながら学習した方が明らかに合格しやすい試験であるということに間違いはありません。

その理由はいくつか考えられますが、まず第一に無駄が多いという点です。

公認会計士試験は出題範囲があまりにも広すぎるため、本試験で狙われやすい論点をある程度絞って学習していかないと勉強時間はいくらあっても足りません。

そのため、過去の試験問題から出題傾向を把握したり法改正点、あるいは、科目によっては試験委員対策なども必要になってくるわけですが、独学ではこれらの分析を自分でしなければならず、かつ、最適なテキストや問題集といった教材も自分で探さなければなりません。

その点、専門講座を利用すると、こられの試験情報や教材はすべてスクールが提供してくれるため、受講生は学習に専念することができます。

そしてもうひとつ大きな理由は、押えるべき論点を見誤る恐れがあるという点です。

公認会計士試験は相対評価試験でもあるので、受験者同士の競争によって一定の成績上位者が合格を手にします。

そのため、大半の受験者が答えられるような問題は必ず得点に結び付けないと致命傷になりかねません(言い換えれば、ほとんどの受験者が知らない(解答できない)問題ならダメージは少ない…)。

つまり、公認会計士試験を受ける受験生の多くは専門の受験指導校を利用しているので、独学で学習していると、受験者の大半が知っているような問題を見落としてしまうようなリスクが常に付きまとうわけです。

日商簿記や宅建のような試験であれば、このような問題点は特に気にする必要もありませんが、公認会計士レベルの超難関試験となると、これらの問題点は非常に重要で、本試験における1手に対する重みも変わってきます。

したがって、よほどの事情がない限りは、市販テキストや問題集を使って独学で勉強するよりも、受験指導校を利用して学習に専念した方が良さそうです。



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