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矢印公認会計士試験対策:おすすめ参考書【財務会計論】

矢印公認会計士試験対策:おすすめ参考書【管理会計論】
新試験制度がスタートした2006年度以降、会計学(管理会計論・財務会計論)は他の試験科目に比べて、その重要性が増しています。

公認会計士短答式試験における財務会計論とは、簿記検定でいうところの「簿記・財務諸表論」が、一方、管理会計論は「原価計算」が学習の中心となってきます。

会計学に関する試験範囲は、日商簿記検定とかぶってくる部分もありますが、幅広い範囲から基本的な知識が体系的に身に付いているか(理解できているか)を判断する公認会計士短答式試験対策の参考書(基本書)として定評のある教材をいくつかピックアップしておくので、参考書選びで迷っている方は少し参考にしてみてください。

※注:下記に挙げる参考書(基本書)が必ずしも公認会計士試験対策に欠かせない必須教材というわけではありません。学習上、使いやすいと思われる参考書・基本書は各人で異なってくるので、最終的な判断は受験者であるあなた自身で決めてください。




公認会計士対策参考書:財務会計論

『最新 財務諸表論』は、1,000ページを超えるボリュームのある参考書で実務家にも好まれているが、公認会計士試験対策としても有益な良書であることは間違いない。

ただし、本書の利用は財務会計の知識・流れがある程度理解できていることが前提である。

したがって、なんの知識もないビギナー受験生が最初に手を付けるにはあまりおススメできない(つまり、読んでも理解できない恐れがある)ので、ある程度、学習が進んだ段階で使った方がよいケースもあるだろう。

購入の際には必ず最新版の購入をお勧めするが、著者の武田氏が亡くなってしまったために、第11版をもって最後になってしまったことが残念でならない。

テキスト名 最新 財務諸表論
著者 / 編者 武田隆二
出版社 中央経済グループパブリッシング
価格 / ページ数 5,076円 / 1,151 P
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆

簿記と財務諸表論を学ぶ際に利用できる参考書が『財務会計』である。

先に紹介した『最新 財務諸表論』に比べると、初学者向けの作りになっているので、簿財の知識が乏しい受験生にも読みやすい。

ただし、本書は公認会計士試験対策専用の参考書・基本書として作られたものではないので、必ずしも公認会計士試験対策に有効かどうかは意見の分かれるところである。

なお、受験生は『ブラッシュアップ』と併用しながら勉強するのもよいだろう。
テキスト名 財務会計
著者 / 編者 広瀬義州
出版社 中央経済グループパブ
価格 / ページ数 4,104円 / 844 P
おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

公認会計士対策参考書:管理会計論

簿記をはじめとした会計学に関する知識が乏しく、これから公認会計士試験の勉強をスタートしようと考えているビギナー受験生向けの参考書が『管理会計』である。

下記で紹介する櫻井氏著の『管理会計』に比べると、ボリュームは少なく、随所に図表が挿入されていることから、初学者が入り込みやすく、管理会計の全体像を把握するための参考書としては評価できる。

そのため、会計学の知識が、ある程度備わっている受験生にとっては物足りなさを感じてしまうので、中級者以上の受験生は他の参考書を利用した方がよいかもしれない。
テキスト名 管理会計
著者 / 編者 岡本清
出版社 中央経済グループパブリッシング
価格 / ページ数 3,456円 / 264 P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆

本書は実務家をも対象としているのか、全体的な構成(専門用語の説明を省略すなど)が初学者向けではない。

そのため、会計学の知識が一通り理解できている公認会計士試験受験生であれば、上記で紹介した教材よりも管理会計に関する深い知識が得られるが、初学者がいきなり読み進めて行くには、とっつきにくい参考書となる可能性が考えられる。

なお、本書の使用感に関しては賛否両論なので、内容を確認せずに購入する行為は、コスト面を考慮すると、あまりおススメできない。
テキスト名 管理会計
著者 / 編者 桜井通晴
出版社 同文館出版
価格 / ページ数 5,616円 / 862 P
おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆

原価計算を学ぶ上で受験生から一定の評価を得ている代表的な参考書(基本書)が本書である。

本書のボリュームは、他の参考書を圧倒するが、事例・具体例を挙げた上で図や表などを用いながら、非常に丁寧な解説を心がけていることを考慮すると、これくらいのボリュームになってしまうのは致し方ない。

なお、本書は詳細な解説があるからといって、必ずしも初学者向きとは言えない部分も見受けられるので、場合によっては辞書的な使い方をした方が使いやすいと感じる人もいるだろう。

ただし、原価計算や関連する管理会計の理論が体系的に学べるので、原価計算を苦手とする受験生はもちろん、原価計算を得意分野とする受験生にも参考となる1冊である。
テキスト名 原価計算
著者 / 編者 岡本清
出版社 国元書房
価格 / ページ数 9,720円 / 990 P
おすすめ度 ★★★★★★★★☆☆

公認会計士は独学に適した試験か !?
公認会計士試験は非常に広範な試験範囲から、いかに本試験で狙われやすい論点を分析し効率よく勉強するか?といった受験テクニックが税理士試験以上に必要とされ、独学や働きながらの勉強法では合格はまず無理という意見が多く、この点が公認会計士試験対策の難しさを物語っています。

実際、公認会計士を目指す受験者の大半は、税務会計が得意であろうとなかろうと、資格スクール等の専門講座を利用した学習スタイルをとりながら本試験に臨んでいるのが現状です。

つまり、公認会計士ほどの難関試験になると、いろいろな意味(出題範囲が広い、どの論点をどれくれい掘り下げて学習したらよいのか分からない、良質なテキストや問題集が少ない、試験委員対策が難しい…等)で、どうしても独学では限界があると言うことです。

勉強すべき論点を誤ると、何度も繰り返し不合格になってしまうといった悪循環に陥ってしまうケースも出てくるので、よほどのことがない限りは、専門講座を利用した方が無難であるといえそうです。

そこで、参考までに公認会計士試験には定評のある大手スクール(資料請求自体は無料)を、以下に2つほど紹介しておきます。

専門スクールでは「いったいどのようなカリキュラムや教材に則って試験対策を行っているのか?」を把握することは独学者にとっても重要な意味をもち、また、試験対策の参考(資格スクールが配布しているパンフレットには、近年の出題傾向等の試験ガイドが詳しく掲載されているものも多々あります)にもなります。

要は自分に合った勉強スタイルで学習することが何よりも肝心なので、講座を利用するしないにかかわらず、一度、各講座で行っているカリキュラムや使用教材等をじっくり比較検討してみることをおススメします。
公認会計士講座の特徴
資格の大原 公認会計士講座
TACと言えば、特に簿記や会計系資格に定評のある大手スクールのひとつ。

TAC関連の教材は質がよい、使いやすいといった声も多いようなので、教材重視の講座を探している者には、一度検討してみてほしい受験指導校である。

また、講師陣にもこだわりを見せており、合格者講師主義(つまり、試験合格者が講師であるべき)をモットーとしている。

ただし、TACに限らず実績のある大手受験指導校であれば、合否を大きく左右するほどの優劣の差は見られないので、複数のスクールを比較検討した上で、後は自分の好みで選択してほしい。
TAC同様、簿記・会計系資格には特に実績のある大手スクール。

大原では常勤講師体制にこだわっており、受講生の学習がいつでもスムーズに進むような環境づくりをしているが特徴のひとつである。

また、試験合格後の就職支援にも力を入れているので、合格後のサポート体制等も重視されるような方には有難い制度といえるだろう。

大原は首都圏エリアを中心に全国展開する予備校なので、通学講座の利用を希望されているような方は、利便性等を考慮すると、一度、検討してみる価値のあるスクールのひとつである。