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矢印年度別:中小企業診断士 1次試験の過去問題

中小企業診断士試験:1次試験の特徴と攻略ポイント

中小企業診断士第1次試験は、全7科目すべてマークシート形式による多肢選択問題が出題されます。

問題によって4~5択がありますが、本試験で出題される問題は、ケアレスミスを招きかねない出し方をされるため、設問は焦らず最後までしっかりと読むことが大切です。

※出題パターン:適切なもの、あるいは不適切なものを選ばせる問題や解答群の選択肢がaとb、cとdといったように、焦っていると見間違えにより誤った解答を選んでしまうような紛らわしい組合せ問題など。

中小企業診断士試験は、新制度(H18年~)以降、1次試験の合否判定基準も相対評価基準へと移行したようなので、1点に対する重みがより大きくなってきます。
平成27年度 中小企業診断士1次試験の内容
試験科目 問題数 配点(1問) 試験時間
経済学・経済政策 25問 4点 60分
財務・会計 25問 4点 60分
企業経営理論 41問 2~3点 90分
運営管理(オペレーション・マネジメント) 44問 2~3点 90分
経営法務 25問 4点 60分
経営情報システム 25問 4点 60分
中小企業経営・中小企業政策 42問 2~3点 90分
そのため、問題や解答群さえよく読めば解答できるような問題は必ず得点しなければなりません。

また、実際に過去問を解いてみれば分かることですが、1次試験は、すべてマークシート方式ではあるものの、試験科目(財務・会計)によっては計算問題が出題されることもあるようです。

にもかかわらず、本試験では電卓等の持ち込みは禁止されているので、受験者は日頃から計算問題の練習に取り組み、問題慣れしておくことも大切です。

そこで、参考までに中小企業診断士1次試験で実際に出題された過去問をいくつか載せておくので、試験に興味のある方は現時点の実力試しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

なお、 過去問題(平成26年以降)の全文(PDFファイル)と解答はページ下部にまとめています。
過去問(平成27年度試験より)

問1:ライフサイクルモデルの消費と貯蓄に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、生涯所得を一定とし、選択肢中にある貯蓄率とは所得に対する貯蓄の割合をさす。


ア:個人の各期の消費は、個人の年功所得にあわせて変化する。
イ:個人の各期の貯蓄は、生涯を通じて一定である。
ウ:労働から引退した高齢者の、人口全体に占める割合が大きくなれば、貯蓄率が低くなる。
エ:労働しない若年者の、人口全体に占める割合が大きくなれば、貯蓄率が高くなる。

【経済学・経済政策】

問2: ポートフォリオ理論におけるリスクに関する記述として最も適切なものはどれか。


ア:安全資産とは、リスクがなく、期待収益率がゼロである資産のことである。
イ:収益率が完全な正の相関を有するつの株式へ分散投資しても、リスク分散効果は得られない。
ウ:同一企業の社債と株式への投資を比較すると、リスクが高いのは社債への投資である。
エ:分散投資によって、リスクをゼロにすることができる。

【財務・会計】

問3:自社の仕入先および顧客に対する交渉力に関する記述として、最も適切なものはどれか。


ア:今まで仕入先から調達していた部品の内製の割合を高めていく場合は、自社の仕入先に対する交渉力は弱くなる。
イ:希少価値の高い原材料を仕入れている場合は、自社の仕入先に対する交渉力は強くなる。
ウ:顧客が他社製品へ乗り換える際に多大なコストが発生する場合は、自社の顧客に対する交渉力は強くなる。
エ:仕入先の売上高に占める自社の割合が高い場合は、自社の交渉力は弱くなる。
オ:自社が顧客の意思決定を左右できるような場合は、仕入先に対する交渉力は弱くなる。

【企業経営理論】

問4:見込生産の特徴に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。


a.多品種少量生産である。
b.需要変動はなるべく製品在庫で吸収する。
c.営業情報やマーケットリサーチ情報に基づき需要予測を行い、生産量を決定する。
d.納期をどれだけ守れるかが生産管理のポイントとなる。

〔解答群〕

ア:aとc
イ:aとd
ウ:bとc
エ:bとd

【運営管理(オペレーション・マネジメント)】

問5:以下の者のうち、X株式会社において、社外取締役の要件を満たさない者はどれか。なお、経過規定については考慮しないものとする。


ア:15年前まで、X株式会社に勤務していた者
イ:X株式会社の親会社の業務執行取締役
ウ:X株式会社の業務執行取締役の甥
エ:X株式会社の主要な取引先の業務執行取締役

【経営法務】

問6:ソフトウェアの開発には多様なプログラミング言語が使われるが、それぞれ特徴がある。下記の記述のうち最も適切なものはどれか。


ア:Cは、OSも開発できる言語であるが、メモリ解放の指示を忘れるとメモリリークバグが発生することがある。
イ:C#は、日本人が開発したオブジェクト指向型言語であるが、Perlを参考にして開発された。
ウ:Javaは、インタプリタ言語なので、初心者にも習得がしやすい。
エ:Perlは、HTMLとともに記述することができるサーバサイドスクリプト言語で、Webページ作成に特化している。

【経営情報システム】

問7:家具小売業を経営するA氏から、「従業員の将来の生活を考えて、安全確実な退職金制度を確立したい」との相談を受けた中小企業診断士のB氏は、「中小企業退職金共済制度」を紹介することにした。この制度に関する、B氏のA氏への説明として、最も適切なものはどれか。


ア:掛金の一部については非課税になります。
イ:新規加入時には掛金の一部を国が助成します。
ウ:(独)中小企業基盤整備機構と退職金共済契約を結びます。
エ:納付した掛金合計額の範囲内で事業資金などの貸付けを受けることができます。

【中小企業経営・中小企業政策】
実際に過去問を解いてみた印象はいかがでしょうか?

さっぱりわからずお手上げ状態の人、ほぼパーフェクトに近い解答が導き出せた人など、手ごたえは人それぞれだと思いますが、近年はこのような問題が中小企業診断士1次試験で出題されています。

マークシート形式の試験問題は、解答しやすいという面がある一方で、うっかりミスを犯しやすい試験でもあります。

特にダブルマークや解答欄のズレ(難問を飛ばして空欄状態のまま、次の問題に取りかかった場合などに起こりやすい)などのミスは意外と起こりやすいので、本番では見直し時間(10分程度は欲しい!)を考慮したペース配分で問題を解いていくようにしましょう。

また、過去問を解いていただければわかることですが、中小企業診断士の1次試験は試験科目が多く、幅広い知識が求められるため、すべての試験範囲を完璧にマスターして本試験に臨むことはほぼ不可能です。

試験科目によっては、出題範囲が把握しにくいものもあるので、このような場合は過去問をうまく活用し、あまり深入りしすぎないことも大切です。





年度別:中小企業診断士 1次試験の過去問題

中小企業診断士試験に限らず、過去問を解くことは、近年の本試験の出題傾向や出題パターン、ペース配分などを知る上で欠かすことができないため、受験者は必ず取り組むべき学習内容のひとつです。

中小企業診断士試験に関しては、3~5年分程度の過去問はマスターしておきたいところですが、参考までに出題当時の本試験問題(平成26年度以降~)の全文と解答を掲載(PDFファイル)しておくので興味のある方は活用してみてください。

※注意:試験問題は出題当時の問題を掲載しているため、法改正による修正等は一切行っていません。
中小企業診断士試験の過去問題
平成26年度 矢印経済学・経済政策 → 解答
矢印財務・会計 → 解答
矢印企業経営理論 → 解答
矢印運営管理(オペレーション・マネジメント) → 解答
矢印経営法務 → 解答
矢印経営情報システム → 解答
矢印中小企業経営・中小企業政策 → 解答
平成27年度 矢印経済学・経済政策 → 解答
矢印財務・会計 → 解答
矢印企業経営理論 → 解答
矢印運営管理(オペレーション・マネジメント) → 解答
矢印経営法務 → 解答
矢印経営情報システム → 解答
矢印中小企業経営・中小企業政策 → 解答

解答

問1:(ウ)問2:(イ)問3:(ウ)問4:(ウ)問5:(イ)問6:(ア)問7:(イ)




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