『デュープロセス』シリーズは、司法書士受験生から、定番の基本書として一定の評価を受けていますが、 実はこのテキストの使い心地には賛否両論があるようです。 そこで、自ら実際に『デュープロセス』を手に取り本文を読み進めてみました。 まず、本書の特徴として最初に感じたことは、イラストなどはほぼ皆無で、行間も特に広いというわけでもな く、文字も、ほぼ黒一色(見出しや図表などで若干、色分けしている)で統一されているため、見た目のメリ ハリ感はなく無味乾燥な印象を受けます。 ※ 新版については、図表も適度に挿入されており、見やすくなっています。
結論からいってしまうと、よほど自信がない限り司法書士試験はあまり独学向けとはいえない国家試験であ り、事実、法学部出身者であろうとなかろうと、大半の司法書士試験受験者は専門スクールの講座を利用し た学習スタイルをとっています。 その理由はいくつか挙げられますが、まず、午前の択一式問題と、午後の択一式問題・記述式問題の各得点が 一定の合格基準に達していなければ、それだけで不合格となってしまう足切り制度が導入されているので、試 験で狙われやすい範囲を効率よく勉強しなければならないこと、また、本試験では全問題を解くには試験時間 が足らなくなるほど制限時間ぎりぎりまで時間をくってしまう受験者も多く、合格圏内に入るための受験テク ニック(絶対に落としてはならない問題や捨て問題を見抜く力など)も同時に身に付けなければならないこと が挙げられます。 さらに、司法書士試験は司法試験ほど深い知識や思考力等が試される試験ではありませんが、各試験科目ご とに勉強法を変えながら(暗記中心 or 理解力中心…など)試験対策を練っていく必要があるので、これらの 問題点を踏まえると、個人で行うには時間的ロスが大きく、試験対策のノウハウをもっている専門スクールを 活用した方が、受験者は学ぶべき学習に専念できるでしょう。
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