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行政書士試験:勉強法を確立する前に押えておきたいこと

行政書士試験勉強法を確立する前に、まずは試験内容をしっかりと押えておきましょう。

行政書士は平成15年度試験をピークに受験者数は減少傾向にありますが、独立系国家資格の中ではいまだ受験者数の多い超人気資格です。
行政書士試験の受験者数推移グラフ
行政書士試験は、「行政書士試験の施行に関する定め」の一部改正(平成17年9月30日)を受け、平成18年度実施分より試験制度に大きな変更がみられます。

そのため、それ以前に受験したことがある方で、再度、行政書士試験に挑戦しようと考えている者は、新制度の変更点は必ず把握しておかなければなりません。

そこで、特に受験者に影響を及ぼすような変更内容についてまとめておくので、参考にしてみてください。
試験制度の改正点
行政書士法や戸籍法など、従来から出題されてきた試験科目自体の削除や「法令」分野と「一般知識」分野における出題問題数の増減、試験時間等は特に重要な変更点なので、行政書士試験の受験を考えている方は、これから始める勉強法について対策を練る前に、必ず忘れずにチェックするようにしましょう。




やってはいけない!? 行政書士試験対策の勉強法とは…

試験制度が変更されたとはいえ、行政書士試験は基本的に絶対評価(規定の合格基準さえ満たせば合格する試験制度)による国家試験であることに変わりはありません。

※注:これまで合格基準点が調整されることは一度もありませんでしたが、平成26年度試験において、初めて補正的処置が行なわれており、基本的には事実上、絶対評価に近い試験制度ではありますが、完全な絶対評価試験ではないという点も理解しておきましょう。

社会保険労務士試験や税理士試験のように、上位●●%のみが合格するような相対評価試験とは異なる行政書士試験においては、なにも他の受験者と競い合って合格を勝ち取らなければならない!といったこともありません。

つまり、行政書士試験に関しては、合格基準を満たすだけの実力を身に付けることが最重要課題であって、広範な試験範囲を完璧にマスターする必要のない国家試験であるということがいえます。

したがって、もし仮にあなたが苦手とする分野がある場合には、その苦手分野に時間をかけるよりも、得点配分の高い分野・得意分野に重点をおき、本試験で合格基準を超える得点を取れるような勉強法を早期に確立し、効率的に学習することの方が重要です。
暗記力中心 → 理解力&思考力重視の試験へ
一昔前の行政書士試験は、法律系資格の中では、比較的、難易度も低く(基本問題が中心の広く浅い知識)独学の勉強法でも十分合格が狙える国家試験だとよく言われましたが、新試験制度の基では、広く浅い知識をベースに、より深い法知識が求められるようになってきている感があります。

また、従来に比べ、より理解力や思考力が試される試験問題へと移行しつつあるので、かつての過去問中心の暗記型勉強法では対処できない問題も徐々に増えているようです。

したがって、これまでの《行政書士試験 = 難易度の低い簡単な国家試験》といった認識は捨て、今後は理解力・思考力に重点をおいた勉強法を取り入れ試験対策を行っていく必要がありそうです。
総務省発表による改正の考え方

法令等科目について、法令の知識を有するかどうかのみならず、法令に関する理解力、思考力等の法律的要素を身につけているかどうかをより一層問う…
そのため、新試験制度以降、行政書士試験は、独学よりも専門講座等を選択する受験者が増えているようなので、これから試験対策をはじめようと考えている方は、いったいどちらの勉強法(独学 or 講座)が自分には向いているのかを慎重に検討する必要があるでしょう。

そこで、まずは行政書士講座を開講している資格スクールなどの案内資料を入手し、どのような試験対策を行っているのかを一通りチェックすることをおススメします。

専門スクールでは「いったいどのようなカリキュラムの流れや教材を使って試験対策を行っているのか?」を把握することは、独学を考えている受験者にとっても十分参考になる面があるはずです。

また、最近の案内資料は、試験に関する情報(出題傾向や特徴など)が非常にコンパクトによくまとまっているので、試験の概要を知る上でも役立つ内容になっており、目を通して損をすることはないでしょう。

専門講座の案内資料は、大手スクールであれば、大型書店などでは無料パンフレットとして置かれていることも多いようですが、わざわざ書店に足を運ばなくても、ネット上で請求することも可能です。

そこで、参考までに行政書士試験対策には定評のある大手スクール(資料請求自体は無料)を2社ほど紹介しておくので、利用するしないにかかわらず、手始めに案内資料を取り寄せるなどして、カリキュラムや教材内容等を比較検討してみてはいかがでしょうか。
大手スクール行政書士講座の特徴
資格の大原 行政書士講座
行政書士は法律系国家資格の登竜門的な資格であることから、法律の勉強は初めてという初学者も少なくない。

大原では入門者向けコースをはじめ、既にある程度、法知識の身に付いている上級コースなど、自分の現時点での実力に合わせた講座選択ができる点はLECなどとほぼ変わらない。

また、教育訓練給付金制度の指定コースもあるので、該当者はその制度を活用するとよいだろう。(LECなどでも対象講座あり)
会計系資格に強いTACだが、近年は法律系資格にも力を入れており、それなりに実績もあるようだ。

大手資格スクールだけに、試験攻略のノウハウは十分にあるため、初学者でも無理なく実力が身に付くよう毎年改訂されるオリジナル教材を使用しながら、効率的に学習できるカリキュラムが組まれている。

行政書士レベルであれば、大手スクールの内容に合否を大きく左右するほどの差はないので、後は使用教材の内容や費用、フォロー制度等をパンフなどで他校と比較しながら、自分に最適な講座を選択してほしい。